浸透性防錆粘着材 ペネトシール


                    《製品外観》
 ぺネトシールは流動性の良いA液B液の二つでセットになっており、両者を混ぜると
   一日程度で粘着性の良いゴム状高粘度物(*1)に変化します。
                    《耐蝕性》
  酸・アルカリ・塩類・水 に安定で電気の絶縁体ですが、耐油性はありません。
                     《機能》
  水置換性(*2) 浸透性(*3) 粘着性(*4) 水シール性(*5)
  下地の動きに追随する性能(*6) 防錆(*7) 制振(*8) といった機能が
  あります。

(*1) 水飴にゴム弾性を持たせたような粘弾性材料です。いわゆる"硬化"はせず、
    ちぎっても一緒にすると元通り一体化します。
(*2) 下地表面の水を押し退けて素地に密着する性質です。
(*3) 混合後数時間は低粘度の状態ですから、細部への注入や浸透は容易です。
     時間とともに徐々に高粘度化し、そうなった物には浸透性はありません
(*4) 金属・コンクリート・アスファルト・プラスチックを始めほとんどあらゆる物に
     対し水中でも空気中でも変わらぬ粘着性を持っています。
(*5) 疎水性物質であり、かつ水置換粘着性がありますのでぺネトシール内部を通して
     も、素地との粘着界面からも水は浸入出来ません。素地との接合の耐久性という
     点でぺネトシールは通常の接着型シーラントに勝ります。
(*6) ぺネトシールは流動体ですから下地のゆっくりした形状変化に対しては応力ゼロ
     で無制限に追随します。 (これが優れた接合安定性の理由の一つです)
(*7) 水や腐食性物質の浸透を防ぐ環境遮断の能力と、金属表面に吸着されて腐食反応
     を制御するコロージョンインヒビターの能力の両方を備えています。塗料で言え
     ば防錆プライマーと上塗りをセットにしたような機能です。
(*8) 軟質のゴム状物質ですから、防振ゴムと同様に振動を吸収して弱める働きをしま
     す。
                       《用途例》
・ ポリエチレン ポリプロピレン ゴム 銅 チタン SUS 鋼材 コンクリート
木材 テフロン等 ほとんどあらゆる素材の継目の粘着シーリング
空気中でも水中でも、長期的に安定した粘着性を保ちます。)

・ コンクリートクラックの修理
 細部への浸透し、クラック幅変化に追随し、鉄筋の腐食を止めます。
  (ただし割れたコンクリートの強度を回復させる機能は有りません)

・ 防錆コーティング・防錆パテとしの利用
 コロージョンインヒビター機能環境遮断能力に加え、オールラウンドな付着性が有るため、 下地処理が出来ない箇所錆面濡れた面や水中等といった、通常の塗装が適用できない 状況でも防蝕施工が出来ます。

・鋼材の隙間をシールすると同時に、隙間腐食(*9)を防止します。

(*9)隙間腐蝕
    鋼材の表面に接触した水に酸素が溶け込むと、その部分の自然電位が下がり、酸素     が供給されな
    い狭い隙間の表面との間に電位差が発生して腐食電流が流れ、隙間の鉄が溶出し
    ます。この機構で隙間の部分だけが集中的に錆びるのが隙間腐食であり、しばし
    ば鋼材に穴を開ける錆コブ腐食はその代表です。
    一般に局部腐食には、大抵隙間腐食が絡んでいますが、ぺネトシールは隙間そ        のものを塞ぐ機能に加え、水を押しのけて金属表面に吸着して電位差を解消し、電気を    絶縁して腐蝕を止めます。

                   《施工法・使用法》
  A・Bを1:1の重量比で混ぜて使います。そのまま塗布・注入・不織布や織布と併用
  した含浸塗布で使う他、アスベスト・ワラストナイト・セピオライト・ベントナイト
等のダレ止め用粉体を混入してヘラやコテで塗布することも出来ます。(一般に、これ
らを大量に混入すると最終状態はより硬くなり、表面のベタ付きが無くなる傾向があ
ります)混合後放置して高粘度にしてから使う方法もあります。(粘着性を利用したい
場合はこの方が一般です)高粘度にしてからダレ止め粉体を混ぜて使うことも可能で
す。(この場合表面のベタつきはそのままになります。過熱して流動性を高めると粉体
の混合は容易です) 反応形成物自体が使えますので、通常の二液混合材料のように
混合して残った材料を捨てる必要はありません。一度塗布したものを回収して再使用
することすら出来ますので、資源の節約という点でも大きな長所をもっています。
この様に通常の塗料やシーラントと違う多様な使い方が出来ますので目的や対象物や
状況に応じて臨機応変にお使い下さい。
《保管法》蓋をきちんと閉め幼児の手の届かない所に保存して下さい。硬化剤の保存期
間は6ヶ月です。(但しこの期間を過ぎても攪拌して均一になる様なら使用で
きます)
《主成分》ウレタン樹脂 クマロンインデン樹脂 テルペン樹脂 等
      (溶剤成分は含有していません 固形分100%です)
《配合比》A剤とB剤を1:1の重量比で混ぜてから使って下さい。
《注意》 人によってはアレルギーでかぶれる事があります。その場合は直ちに医師の
      診察を受けて下さい。身体や手に付着した場合は水と洗剤でよく洗って下さい。
     眼に入った場合は十分に水洗いして医師の診察を受けてください。


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