均質信仰

              「均質は良い」・・以上終り!

・・という大気のエントロピーを増大させる様な信仰が世界を席巻しているみたいです・・グローバルスタンダードどすか・・イヤどすなー・・全体主義みたいで・・

  スタンダードを押し付けなくても、人の作る“構造物”はただでさえ単純です。
   形だって、どう見ても不合理で不自然な、直線直角だらけです。
      (多分・・作り易い・・分り易い・・という理由だけでしょうが・・)
  そして、“いつまでも変化しない” という硬直した様式での存続を企みます。
      (これも多分・・単純で分り易い・・という理由だけでしょう・・)

一方、“生命”や“生態系”に代表される、生きて動いている世界は、多様性が特徴であり、生々流転という変幻自在の様式で、存続します。
     (・・定規やコンパスで描ける生物や風景は・・何処にもありません・・)

  さて、人間が“人工物”と主張する構造物も、所詮“自然”一部ですから、
  全て、“劣化”という自然現象を通じて、生々流転の風景に飲み込まれます。

構造物は単純でも、その劣化現象”は、自然現象の例に漏れず、複雑で多様です

身の程知らずにも、それにささやかな抵抗をする“不自然なお仕事”が防蝕ですが、単純とはいっても、多少は複雑な“構造物”を“何するか分らん”“変幻自在な”相手から守るのですから、こちら側もそこそこ多様な対抗手段が必要です。

・・しかるに・・均質をもって尊しとなす・・という信仰が、蔓延すると・・

    アノー・・ここ、周囲と同じ高さでピシッと揃えてくれませんか・・
全体の見た目を統一して下さい・・材料もやり方も統一して下さい・・角を丸くしちゃみっともないから、やめて下さい・・直角に真っ直ぐにして下さい・・いやーきれいに仕上がりましたね、結構結構!・・


   ・・それじゃ勝てませんぜ・・自然劣化大王には・・


       防蝕設計イロハのイに戻る    トップページに戻る