成型品の作り方と型


手作りするFRPは、貼り付けるという工程がありますので、その対象となるが必要です。
基本的には、
@外型・A内型・B埋め殺し型
の、三通りがあります。



材質は、何でもかまいません。木、石膏、ボール紙、粘土、発泡スチロール等です。
(発泡スチロールに関しては、大抵の溶剤で溶けてしまいますので、不飽和ポリエステル・・・スチレンモノマーを含有している・・・や溶剤を含む材料は使えません。無溶剤エポキシや無溶剤ウレタンを使ってください。)
埋め殺しにする場合は、そのまま直接、塗りつけて、出来上がり後、表面をサンドペーパーなどで、こすって仕上げて使います。(配管の穴の修理は、埋め殺しの応用です。)

型抜きする場合は、外型であれ、内型であれ、離型剤を塗っておかないと、離れなくなります。離型剤は、不飽和ポリエステル樹脂メーカーなどから、販売されています。
ローソクのロウも使えます。 車のWAXも使えます。(但し、樹脂の種類によっては、接着してしまう事がありますので、試してからやった方が良いと思います。)

単純な平面であれば、ポリエステルフィルム(東レ(株)・・・ルミラー、三菱化学(株)・・・ダイヤフィルムなど)を両面テープやガムテープで仮止めしてこの上に貼り付ける方法もあります。市販のガムテープも、背面に離型剤が塗ってありますので、隙間無く貼り付ければ離型面になります。
複雑な形状の型をセメントで作っておいて、出来てから塩酸で溶かしてしまう・・・という乱暴なやり方も可能です。
パラフィンワックスで型を作り、後で加熱して溶かして取り除くというロストワックス法も、もちろん使えます。
(これは、どちらかといえば、FRPより注型向きのやり方ですが・・・)

どうやるべきだとか、どうやらねばならないと、堅苦しく考える必要はありません。
技術にタブーはありません。

注型用の型

ゴム手袋に樹脂を流し込んだり、カップ酒のキャップ(ポリエチレンなので、どんな樹脂もくっつかない)に樹脂を流し込んでみたり・・・
容器になるものなら、何でも型になり得ます。
複雑な形状のものをコピーするときは、シリコン樹脂(シリコンゴム)で、型取りします。
流し込んだエポキシ樹脂やウレタン樹脂も、シリコン樹脂にはくっつきません
固体なら、離型不可能な形状でも、ゴム状なので、自由に変形して離型可能です。
東芝シリコーン、信越シリコーン、日本ユニカー、東レシリコーン等が市販しています。
カタログを取り寄せれば、いろいろなタイプのものが載っています。(どこのものでも基本的には同じです。)
バックアップ材
 シリコン樹脂

 型取りする本体

ただ、こうやって作った型は、フニャフニャなので、何らかの固形物でバックアップしておかないと、注型品が重さで変形します。それで、シリコンを型抜きする前に、石膏でもセメントモルタルでも、樹脂パテでもいいですから、固まったシリコンの上に塗りつけたり、
型を工夫して注型したりして、バックアップ型も一緒に作ってしまいましょう。
(但し、我々は、数回しかこのやり方をやったことしかありませんので、細かいコツは、全然知りりません。)



型なし成型

工業的には、工作機械でブロックから削りだしたり、紫外線硬化樹脂と、コンピュータ連動の吐出機を使って、空中にいきなり成型品を作り出すハイテクが行われています。(もちろん、我々にはそんな技術はありませんが・・。)

パテ状にした樹脂をこね回して、手作業で作り、削って、形を整えたり、接着でつないだりしても、結構いろいろなものが作れます。




トップページへ戻る