防蝕用接着プライマー

   プラントには無数の種類の素材が使われていますが、その中には、
     通常の接着剤やライニング材が接着しない素材があります。
     また、劣化等で、接着しない状態になっている事があります。


そういう、気難しい相手に接着するには、それ専用のスペシャリストの助けが要ります。
               それが接着プライマーです。
           接着プライマーというのは、接着剤ではありません。
         被着体表面を接着剤が接着し易い状態にするだけの材料です。
              別途、接着剤が必要です。

         【大切な事】・・組み合わせる接着剤や塗料は限定されます。
         (どんな接着剤でもOK、というわけではありません。)

接着プライマーを使えば、ステンレス、アルミ、、真鍮、亜鉛、磁器、石材、塩ビ、加硫ゴム、FRP、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリジシクロペンタジエン、TPO、EPDM、等の“難接着”と分類されている素材も接着出来ます。


●ファンデーションB1-U
適用対象:(不飽和ポリエステル、ビニルエステル、等の)FRP、エポキシ樹脂製品、エポキシライニング面、ポリウレタン樹脂ポリウレア樹脂各種架橋ゴム、等 色々なゴム、プラスチック類をウレタン接着剤で接着する場合、或いはウレタン塗装をする場合に有効です。
エポキシ接着剤で接着したり、エポキシ塗装をする場合は、
●ファンデーションB1-Eが適します。



●ファンデーション#64

適用対象:ステンレス・アルミ・亜鉛・加硫ゴム・磁器タイル・ガラス・石材・FRP
使い方  :ウエスにしみ込ませて拭くだけです。(これによって接着対象物の        表面は、接着剤や塗料が接着し易い状態になります。)

         【ご注意下さい
      ビニルエステルや不飽和ポリエステルは、#64とは合いません。
それらを#64と一緒に使いたい時は、#64の上に、ファンデーション#123等のウレタン系プライマーを重ねてから、その上にそれらを塗布してください。

(最近#64Uという番手が出来ました。これはウレタン樹脂との相性を更に良くした製品です。  #64Uの欠点・・・長期的保存安定性に多少問題あり。)


●ファンデーション#UNO

適用対象:塩ビ、加硫ゴム、その他広汎なプラスチック類
        (ポリオレフィン類には不可)
使い方  :刷毛やスプレーで塗って乾かすだけ。

#64と同じく、大抵ののライニング材、接着剤のプライマーとしても使えます。


●ファンデーション#123

適用対象:コンクリート、スレート、皮革、紙、錆、等多孔質素材全般              (吸水する物全て)
使い方  :缶から出して塗って、しみ込ませる。
        (表面が光ってくるまで、繰り返す。)

#64と同じく、大抵のライニング材、接着剤のプライマーとして使えます。


●SKIP 606

適用対象:ポリエチレン、ポリプロピレン、TPO、などポリオレフィン類全般、
       加硫ゴム
使い方  :塗って乾かしたあと瞬間加熱(但しTPOに対しては加熱不要です

 ポリオレフィンの接着・接合技術の詳しい事は専門サイト参照してください。

606はまた、#64と同じく、大抵のライニング材、接着剤のプライマーとしても使えます

 
 
             ・・・たとえばこういった使い方をします・・・ 
         プライマー使用の実例
 
             (1) コンベアのベルトの修理

        A ゴムシートをパチ当てして修理する方法

1・ パチ当て用ゴムシートを用意する 
2・ ゴム表面を、トルエン、キシレン、塗料シンナー等の適当な溶剤で拭いて、きれいに  する 
3・ ファンデ−ション#64をウエスにしみ込ませ、拭く。(パチ当てシートも同様) 
4・ 加硫剤を加えたゴム糊で貼り付ける。(市販ゴム糊に、ファンデーション#123を数    %まぜたものでも代用可能。) 

5・ 硬化するまで待つ。

         B  厚物にヒビが入った場合の修理法

1・ ゴム表面を溶剤できれいに拭く。 
2・ さらに、ファンデーション#64を、ウエスにしみ込ませて拭く。
3・ ウレタンゴム(ソテックでも専用品は作れます。)に、硬化剤を加えて、ゴムベラや
  スクレーパーで塗りつけ、クラックを塞ぐ。

4・ 硬化するのを待つ。


             (2) ステンレスの防錆

1・ ステンレス表面を、ファンデーション#64をしみ込ませたウエスで拭く。 
2・ ファンデーション#129を塗布する。 
 (追記)・・アルミ、亜鉛メッキ鋼材も、同じやり方で、防蝕できます。


              (3) 塩ビ配管の漏れ止め

1・ ファンデ−ション#UNOを塗る。 
2・ 15分以上経ってから、エポキシまたはウレタンFRPを、まきつける。
(塩ビに接着出来るタイプのエポキシ樹脂を使う場合は、プライマーは不要です。)

                (4) ポリエチレン配管と鋳鉄管の接合

1・ ポリエチレン管の表面を、SKIP606をしみ込ませたウエスで拭き、
  トーチかホットガンで、瞬間加熱する。
2・ 鋳鉄管の錆を、グラインダーで、きれいに落とす。
3・ 適当なソケットを用いて、パテ状エポキシ接着剤で接着する。あるいは、つ  き合わせにして、エポキシFRPでぐるぐる巻きにする。




     その他    HPに載せていないプライマーもあります
         接着で悩んだ時は、お問い合わせください。 
         なんとかなる・・かもしれません








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