コンクリートに塗料を塗る前にすべき事

    【新しいコンクリートの表面には、(脆弱な)レイタンスが付着しています。

        それを除去してから塗らないと、剥れ易くなります。

           【それを除去するには】

   ダイヤモンドのディスクを付けたグラインダーで削り取るのが一番です。


(ディスクは出始めの頃は一個数万円しましたが、最近は数千円に下がっています。)
ディスクぺーパーや研削砥石でも可能ですが、       能率はよくないです。



             【他にも色々な除去法が有ります】               
    うすい塩酸を塗布して、ワイヤデッキでこすり、水洗い、乾燥してもよい。

 (このやりかたは、どういう訳か、接着力が低くなる傾向があります。だから、出来るのであれば、上記の方法が勝ります。)

 いろんな公的仕様書にサンドブラストが指定されていますが・・・お勧めしません。)
      まともな仕上がりになったものを見たためしはありません
        やるなら、相当高度な技能が必要と思われます。
           (が、多分誰がやってもだめでしょう。)

      【劣化がひどいコンクリートの場合は、やりかたが変わります】

 この場合は、レイタンスはすでに無くなっていますから、上記の処置は不要です・・が・・

    劣化したコンクリートの表面は、深い所まで弱くなっています。
    それが、レイタンスと同じ害をもたらします。  だから、
    樹脂を強く接着させるには、そういう劣化層は除去する必要があります。

            それを除去するには、高圧洗浄がベストです。

    熱水でやれば汚れも良く落ちます。圧力は最低100kg/cm2は、ほしい。


     効率は悪いですが、ワイヤデッキでこする方法も使えます。

       平滑な面なら、頭書と同じ(ダイヤ研削)方法も使えます。
しかし、大抵の場合、劣化部は凸凹で、グリ石が出ている事も多いので、凸部が邪魔して凹部が削れません。 だから、高圧洗浄やワイヤブラシでないとダメなのです。

              【乾燥の必要性】

濡れたコンクリートの表面には、樹脂が浸透しにくいので、接着が弱くなります。
樹脂の種類によっては、水分の悪影響で硬化が不完全になる事があります。

                だから、原則として・・

    最終的に、コンクリート表面は、十分にに乾燥させるべきです。

 (どうしてもそれが出来なかった場合には、湿潤面接着型の材料を塗布します。
  そうする事によって、悪影響を最小に押さえる事が出来ます。)

なお、“水分計を使った含水率の計測値が○○%以下でなくてはならぬ”などと指定された仕様が出回っているせいで、この○○という数値を「絶対守られねばならぬ普遍の真理と勘違いしている方々がいますが、水中ライニングという手法さえ有るくらいですから、この数字に大した根拠や一般性があるわけではありません
      普通の材料なら、表面が乾いて白くなっていれば、トラブルは起りません。

(くどいようですが、一番大切なのは、表面研削です。 実際の剥離事故の殆んど全ては、「下地処理の手抜」が原因で起っている・・というのが、20年以上、殆んど(他社がやった工事の)修理と改修ばかりを手がけてきた弊社の感想です。)

                 【ひび割れ等の補修】

   ひび割れや欠落部は、全体施工をする前に、樹脂パテで埋めてください。
        (あとで直すより、先にやる方がきれいに仕上がります。)

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