部分施工(防水、止水)のやり方と材料

          たいていの場合、漏水する箇所は決まっています。
     そういう特別な箇所を、“狙い撃ち”で封止するのが、部分施工です。 
      部分施工の方法や材料は、沢山あります。状況に合わせて選択します。 


                               パテ状樹脂を使う。


(図1)



(図2)

図1のようないわゆるシーリング材によるシールと、
(図2)のような注入によるシールがあります。

できれば、両方組み合わせる方が確実です。

やり方は、止水法、及び、クラックに対応した防蝕ライニングを参照してください。

壁や天井への注入はそれなりの道具と前処理が必要ですが、床面ならVカットして注入材を流し込むという方法でもできます。






Vカットの道具


シーリング材料としては、色々な弾性シーリング材が市販されています。
これは接着性もありますが、何にでもキチンと接着するわけではありません。
長く耐久させるには、適当な接着プライマーを併用した方が良いと思います。
(下地処理もキチンとやるべきです。
(多くの建築業者がやっているような、)“直塗りして一丁上り”という、安直なやり方では、長くは持ちませんし、信頼性にも問題があります。)
通常のシーリング材は、硬化するとゴム状になる物が大半ですが、下地が動かないのなら、必ずしも、ゴム状である必要はありません。
硬いエポキシ樹脂やウレタン樹脂にダレ止め用のタルク等を混ぜてパテ状にして使用しても構いません。(ジャンカ等は、基本的に、こういったパテで埋めます。)

なお特殊なタイプとして、硬化しないで、何時までも粘着性のパテ状を保つ物もあります。
界面応力が生じないという意味では、粘着の方が、接着より長期的に安定しているため、水圧が掛からない箇所にはお勧めです。(一般的に何処にでも売っているような物ではありませんが、ブチルゴム系やアスファルト系、ウレタン系等があります。)

注入用としては低粘度のエポキシ樹脂やウレタン樹脂等が使えます。
何を何処に使うにしても、接着がキチンとできていない限り、長持ちはしません。
そのため、塩ビや特殊な金属との取り合い部には、接着プライマーを使う方がベターです。
ソテックの接着プライマー参照)
                     大事な事
   長期的に耐用させたいなら、下地処理を丁寧にし、キチンと接着させるべきです。
     (但し、誰がそれをやるんだ?施主か?元請か?孫請けか?・・という、根本的難題があります。)

【もっと良いやり方】
コンクリートのコールドジョイントからの漏水を防ぐには、出来てから直すより出来ないように予防する方が、遥かに勝ります。打ち継ぎ接着 参照
ドレンパイプ等も、取り付けてからシーリングをするより、接着剤を使って取り付ける方が、遥かにしっかりして、耐久性があります。
(しかし、現状の建築現場は、防水や止水は建物が出来てから、最後に防水屋がやるもの、という分業意識が過剰で、他の分野?の仕事に無関心であり、一部を除き、防水屋も大抵防水材メーカーが作った○○工法工業会といった組織に属し、そのマニュアルに従うだけのロボットと化しているため、そういう境界領域?の施工法は進歩が無いようです。)


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