注3
鋼船の場合は、先ず防錆顔料入りの塗料(防錆塗料)を塗って、次に毒物入りを塗ります。
どちらも船底塗料なので、JISでは両者を混同しないよう、前者に“船底1号”、後者に“船底2号”という規格分類名を付けています。
だから、ここで説明する“船底塗料”というのは、“2号”のことです。(*)
木船の場合は錆止めは不要ですが、船食い虫による食害を防ぐ目的も兼ねて、亜ヒ酸銅や亜酸化銅入りの船底塗料が古くから使われており、これを特にコッパペイントと称しています。(コッパというのは Copper=銅のこと)
(*)
船底1号に毒物を混ぜたら何という分類をするのか?という疑問が生じますが、1993年版JISでは、そういう規格は無いようです。
船底1号に毒物を混ぜたら何という分類をするのか?という疑問が生じますが、1993年版JISでは、そういう規格は無いようです。