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コールドジョイント

すでに硬化したコンクリート上に、新たなコンクリートを打継いだ結合を、コールドジョイントと言います。
 
 
←新コンクリート
 
 
←コールドジョイント
 
 
 
←すでに硬化したコンクリート
コンクリートは無数の水和結晶が絡まりあう形で硬化しますが、すでに硬化した表面とは十分に絡まりあえません。また、レイタンス(プロローグ参照)などの夾雑物が付着しているときは、その上に乗っかっただけになり、一体化どころの話ではなくなります。下写真参照
   コールドジョイントになっている仕上げモルタルが全部本体から剥れてきている例打継ぎに先立って、コンクリート表面を丁寧にハツレば、そういう不具合は、アンカー効果(下地処理 参照)によって ある程度改善されます。
(そのハツリの手間を省くため、半硬化時を見計らって、竹箒などでガリガリと表面を荒らすやり方も一般的です。)
 
しかし、それでも、絡まりあいが不完全である事に変わりは無く、結合界面に水が浸入しやすいことに変わりは有りません。
水が流れ続けると通水経路が腐蝕して、もともと弱い結合力がさらに弱まる危険性は、常に存在し続けます。(雨ざらしのコンクリートの劣化  参照)
 
ハツったあと、打継接着剤を塗って直ちに新コンクリートを打設すれば、結合をより強く、より水密性にできます。(現状の打継接着剤は信頼性に多少問題があるとは思いますが・・)
接着剤としては、アクリルエマルジョンなどがよく使われているようですが、基本的にセメント添加剤用ポリマー(ポリマーセメント用の樹脂)なら何でも使えます。
多少、コストアップしますが、エポキシ系打継接着剤の方がより強い接着力を生じます。
1、下地ケレン
2、打継接着剤塗布
3、直ちにコンクリート打設
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