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3×5

3×5≠5×3 ?

馬鹿息子が小学生の時、算数のテストの答案を持って帰って来ました。
何気なく覗いて、その内容に仰天しました。
たてが3センチ、横が5センチの四角形の面積を計算する問題でした。
5×3=15 と書いた計算式に×が付けられています。・・???
横に赤ペンで、先生が、3×5=15直していました。・・???
どうやらこの先生は、四角形の面積の出し方は、タテかけるヨコ と決まっており、ヨコかけるタテは誤りと思っているようです。(そうとしか考えられません。)
逆上した父親は、学校に抗議に行くべきか否か、真剣に悩みました。
そういえば・・地図を見る問題で、「西にあるのは何でしょう」という問題ありました。
“発電所”という息子の解答に×がついていました。
確かに、西の方に発電所のマークが付いているのに・・・??
先生が正解にしていたのは、“八百屋”。確かに道の西側に八百屋のマーク付いています。
 
バカヤロメ! どっちだっていいじゃないか。
もうひとつ・・「お母さんがデパートで買物をする理由は何でしょう?」という問題がありました。
そんなもん、本人以外に誰が分るか!!・・と思わず頭に血が上ってきましたが、冷静に冷静に、と、自分に言い聞かせて、息子の答を見ると、「安いから」ときっぱりと書いてありました。(そりゃまあ、自分の母親を観察していれば、それ以外の答は無いでしょう)・・が・・×を付け、先生が赤ペンで「品質がいいから」と直していました。
(オッドレ、このクソバカ ども!大事な息子に、そがいなつまらん事ばっかり教えくさって、何が義務教育じゃ! こがいな教育なら、せん方がましじゃ。)
思い出す度に、田舎言葉で腹が立ってきます。千葉の教育はヒドイ。ここだけかもしれんけど。
青空に黄色く描いた太陽を、息子が幼稚園の先生に、「太陽は赤ですよ」と、赤に直させられた事もあったそうです。
(カミサンの話によれば、園長は、“決まりごとをチャンと教えるのが私達の教育方針です、太陽は赤です。”とキッパリ断言していたそうです。) (誰が決めたんじゃ!日の丸同好会か!)
相手が確信犯じゃしょうがないけれど、この手の思考パターンには正直ゲンナリします。
神奈川の幼稚園もひどい。あそこだけかもしれんけど。
 
っと、長い前置きの落とし穴を掘っておいて、
溶剤の問題です。 A+B+CC+B+A と同じでしょうか、違うでしょうか?

同じ??・・残念でした。(^^)
(これは算数の問題ではありませんよ)
 正解は・・・必ずしも同じでは無い・・です。
 
弊社には、接着剤や防蝕材のレシピが多数あり、最近は溶剤を使った製品も多いのですが、そのレシピで時々「同じ配合で作ったのに、出来たものが違う」というトラブルが起ります。
原因調査の結果、分った事が、A+B+CC+B+A です。
 
                 混ぜる順番が変ると、出来た物が変る事があります。
 
何故そういう事が起り得るのか?・・液体の混合物を、単なる「混合」物と考えるなら、順番が変ったって、最終結果は同じになるしかありません。
しかし、何らかの“反応”が介在していたら、例えばA+Bの瞬間にDが出来ていたら、C+Bの瞬間にFが出来るとしたら、順番の違いは結果の違いを生むでしょう。
液体を混ぜれば、必ず、何らかの分子間結合が生じる、と仮定すると、溶液というのは、単なる混合物では無く、(接着反応による)反応生成物と看做せます。
そうすると、混ぜる順番が変れば、多かれ少なかれ、必ず、(少なくとも短期間は、)違った物が出来ている可能性があります。
(勿論、液体分子は猛烈なスピードで運動し、色々なエネルギーレベルの物が混在しているわけですから、この接着状態は、部分的に、出来たり消えたりして、ダイナミックに変動しつつ、全体としては定常状態を保つ、或いは、長い時間をかけて定常状態に近付いてゆくという形になっているかもしれません。・・証拠は何もありません。主観的に、そうとしか考えられない・・という単なる想像です・・スミマセン )
溶液の内部が、実際にどうなっているのかは、(私には)皆目分りません・・
 
 
株式会社ソテック 〒272-0004 千葉県市川市原木2165 TEL.047-328-6390 FAX.047-328-6392 1.防蝕ライニング設計、施工 2.防蝕ライニング材・接着剤・製造、販売
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