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注1

我々も含めた 全ての地球の生命は、三十億年にわたって 変化しながら無数の環境変化をくぐり抜け、地表の ありとあらゆる場所に適応放散して 生き抜いてきたわけですから、今生きている種の“死なない能力”(生育出来なくても死なない という能力。個体は死んでも子孫は残るという能力。その他あの手この手の残存能力)はハンパじゃありません。
 
特にゴキブリやバクテリア類等の“原始的”と表現される種は、その点に関しては“変わる必要が無かったくらい 完成度が高い”と見るのが妥当でしょう。
新型の殺虫剤や抗生物質を作っても作っても、アッという間にそれに平気な個体が出現し、それどころかヘタすると、それをエサにするような者まで出てきかねない タフネスぶりです。
 
たとえ、人類が総力を挙げて、ありとあらゆる毒物を大量生産してばら撒き、Nox、Soxを出し放題で化石燃料を燃やしまくり、森林の木を切り尽くし、とどめに、人類を千回破滅させられる程貯め込んでいる といわれる核爆弾を 百倍に増やして全部爆発させたとしても、その百万年後、多分、それら完成度の高い連中は、凶暴な二足歩行の害獣が消えた新しい環境に適応した新しい生物とともに、そのままの形態で地表を埋め尽くしていることでしょう。

どういう訳か、人間によって“駆除”や“着生防止”の対象にされ、目の敵にされているのは、大抵、そういう“完成度が高い”連中であり、しかも大抵、生育条件が異なる膨大な変種を抱えています。
 
そういう手強い相手に対し、“どんなやつも 一種残らず、一匹残らず殲滅する”などと エイリアンと対決する地球防衛軍みたいな 偏執狂的考え方をすると、(やり過ぎて)思わぬ所に副作用の被害が生じたり、(重装備の負担で) 敵より先に 味方の金庫番が倒れたりしますので、例えば、無理の無い範囲で、生育しにくい“状況”を作り、もし育っても容易に除去できるようにしておく・・・といった様な”程々のところで 妥協する” という考え方も必要かと思います。
 
 
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